Webデザイナーには、Illustratorやフォトショップのスキル以外にも超重要な能力があるってご存知ですか?
専門知識は不要ですが、Webデザイナーとして働くためには必須とも言えるこの3つの能力。
持っていると、業界未経験でも転職に有利になるかもしれません。
今回は、そんなWebデザイナーに必須の能力について、紹介していきます。
会社員デザイナーである私の実体験も交えながら紹介しますので、参考にしてみてください。
コミュニケーション力
Webデザイナーは一人でパソコンに向かって黙々と作業しているというイメージを持っている人もいるのではないでしょうか?
確かに作業自体はそうですが、制作に入る前のヒアリングや、打ち合わせの際にはクライアントと密にコミュニケーションをとることが必須となります。
また、社内のコーダーや同じ案件を担当するチームの人間とも、進捗報告や情報の共有でコミュニケーションをとることは欠かせません。
これらの理由から、コミュニケーション能力はWebデザイナーに必須と言えます。
スケジュール管理力
Webデザイナーは、常に締切を意識しながら制作をしています。こちらの都合で決められた納期を破ることは、クライアントからの信用を失うことになりかねません。
そこで重要になってくるのがスケジュール管理力です。
制作に取りかかる前に、締切から逆算してどの工程をいつまでに終わらせれば良いかをスケジュールに落とし込みます。
ここで重要なのが、必ず締切に余裕を持ってスケジュールを組むこと。
それぞれの工程ごとの細かな締切にも、必ず2、3日余裕を持たせた状態でスケジュールを組みます。
これはイレギュラーな案件や急な変更・修正に対応できるようにするため。急ぎの案件などが飛び込んできた場合は、優先順位を見極め再度スケジューリングを行います。
あらかじめ余裕を持ったスケジュールを組んでいれば、よほどのことがない限り大きく作業に遅れが出ることはありません。
場合によっては、チームのメンバーやクライアントのお尻を叩いてでも制作に遅れが出ないように管理することもあります。
柔軟な対応力
HP制作の途中でデザインの方向性が変わったり、クライアントからの要望が追加になることは珍しいことではありません。
「最初に言ってたことと違う…」ということがあっても、契約内容の範囲内であれば対応しなければなりません。
その際に重要になってくるのが、柔軟な対応力です。時には今までの作業を大幅に修正してやり直しということもありますが、過去の作業に固執していては制作が滞る原因になります。
せっかく作ったデザインがほぼゼロベースに…という場合でも、割り切って柔軟に対処していく必要があるのです。
Webデザイナーの仕事は、クライアントやそのお客様にとって良いものを作り出すこと。
たとえ自分の作業が無駄になろうとも、割り切って制作を進めなければならないときもあるのです。
3つの能力があると転職にも有利
上で解説した3つの能力を持っていると、業界未経験でも大きな武器になります。
私が会社員デザイナーとして働く中で気づいたことは、制作の現場で働く人でもこれらができていない人は大勢いるということ。
今までの仕事の中で身につけている人は転職で有利になること間違いなしだと思っています。
特に未経験者OKの現場は、イラレやフォトショなどの技術面は、ある程度の知識があればあとは入社後に教えること前提だったりもします。
だからこそ、教わってすぐに身に付く技術以外の能力を持っている人材は重宝されるのです。
未経験からWebデザイナーへの転職を目指している方は、これらの能力をぜひアピールしてください。
いかがでしたか?
Web制作会社で働く私としては、業務を円滑に進めるためにはどれも超重要な能力です。
私自身もこの仕事を始めてすぐの頃から、3つの能力の大切さを身に沁みて実感していますし、転職希望の方の面接を担当した際には、これらの能力がありそうかを確認しています。
前職の経験でこれらの能力をアピールできる場合は、必ず面接で伝えてくださいね!